学生時代いじめられていた私と一緒にお昼ご飯を食べてくれたあなた。
口下手なあなたから励ましの言葉は無かったけど、それ以上に大きな優しさをいつも貰ってたよ。
付き合い始めて4年。お互い仕事についてから同棲を始めて、料理ができなかった私がはじめてあなたに作ったカレーを美味しい美味しいって普段からは考えられないくらい饒舌に褒めちぎってくれて本当に嬉しかった。その日の晩は嬉しくてこっそり泣いちゃったくらい。
結婚してからもかわらず記念日には枕元にプレゼントをくれてありがとう。朝プレゼントに気づいてありがとうって伝えた時の照れてる顔が好きだよ。
大好きな人との間に生まれた小さな命を抱いた時、これまで感じたことがないくらいの幸福感で私をいっぱいにしてくれた。
それと同時に大きな絶望が襲ってきたあの時のことは一生忘れられない。
我が子を迎えたその半月後に事故で天国に旅立ったあなたは、あまりにも突然、あまりにもあっけなく私と私達の子供の前からいなくなったね。どこかのドラマとか、フィクションの中の世界かと思ってしまうくらいに劇的に私の生活は変わった。
息子は先週4歳になったよ。元気にすくすく育ってます。イヤイヤ期には苦労したけど、最近では寝る前に私の頭をポンポンと撫でて「おやすみなさい」って。
あなたに似て優しい子に育って嬉しいな。これからさき、たくさんの出会いがあるだろうけど、私はあなた以外のだれとも一生を添い遂げることはできないと思うな。
息子にあなたの面影を感じるたび、思い出の景色を見るたび、何をしていても何年たってもいっこうにあなたを忘れられそうにないから。女手一つ、息子には不自由させてしまうかもしれないけど、親子二人三脚、これからもあなたを思って強く生きていくね。
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